special content 01
トップと若手。
それぞれが描くしまぎんのあるべき姿とは。
頭取 × 若手行員の
スペシャル対談
「人のために働く」という共通の軸を胸に、トップと若手が同じテーブルで本音を語り合う――。「良い銀行とは何か」「何が働く原動力になるのか」などをテーマに、上下関係を超えて、率直に意見を交わすその姿から、しまぎんの“人の温度”が垣間見えました。
Crosstalk
「人のために働く」という共通の軸を胸に、トップと若手が同じテーブルで本音を語り合う――。「良い銀行とは何か」「何が働く原動力になるのか」などをテーマに、上下関係を超えて、率直に意見を交わすその姿から、しまぎんの“人の温度”が垣間見えました。
Profile
取締役頭取
長岡 一彦
1991年入行。バブル期からマイナス金利の時代まで銀行の変遷を経験。顧客との接点を重要視しながら、「地域に必要とされる銀行」を未来に残すことを使命に掲げるトップリーダー。
2021年入行
S.Yonehara
効率化を追求しつつも「地道な顧客との関係構築こそ銀行の本質」と語る実直なスタイルが持ち味。地域クラウド交流会などにも積極的に参加し、顧客からの信頼を力にして成長中。
2023年入行
K.Kureya
兵庫から島根へ進学し、人のあたたかさに惹かれて入行。お客様と雑談する時間に喜びを見出し、気軽に頼られる存在を目指す。明るく朗らかな支店のムードメーカー。
Theme
変わる銀行、変わらない“本質”
私が入行したのはバブル期の1991年。当時は預金集めが仕事の中心で、今の銀行業務とはまったく違う世界でしたね。デフレ、金融危機、マイナス金利……時代の変化で銀行の形は随分と変わりました。
その当時と今を比べたときに、大きな違いを感じるところはありますか?
今よりも “圧倒的に” お客様との距離が近かったと思います。社長さんの家に呼ばれて夕飯をご馳走になったり、会社の旅行に同行したり……そんなことが日常でした。
えっ、旅行まで一緒に行っていたんですか!?
今では考えられないよね(笑)。でもそのぶん、深い関係が築けていた。営業というより “家族ぐるみの付き合い” に近かったんです。
そこまでの関係性は難しいですけど、今でもお客様と近くなる瞬間はありますね。僕の場合、集金業務の訪問がきっかけで雑談が増えて、名前を覚えてもらったり、相談されるようになったり。“会う回数が信頼に変わる” という感覚は、今も変わらないのかなと。
そう、それが銀行員の本質なんです。DXで効率化は進めるべきだけど、“顧客との接点” の時間まで削ってしまうのは本末転倒。“銀行の本質”は人と人との関わりですから。ここを軽視すると、一気に足元が崩れます。
事務作業はAIやDXでどんどん効率化するべきだと思っているんですが、やはり「人」と会っている時間は、すごく貴重ですし、やっぱり楽しいですね。
私も雑談が好きで、用事がなくてもお客様先に顔を出すんですが、それがきっかけで距離が縮まって、「また来てよ」と言ってもらえたりすることもあって。そんな瞬間がすごく好きなんです。
素晴らしいですね。そういった関係が財産になりますから。いくら時代が変わっても、最後に残るのは“人の温度”だと思っています。
Theme
モチベーションの源泉は“誰かのため”
頭取に伺いたいんですが、モチベーションってどこからくるものなんですか?トップになるまでに、色々な困難もあったと思うんですけど…。
私はね、「誰かに喜んでほしい」という気持ちで動いていたことが多いんです。お客様に感謝されたり、家族に尊敬されたり、親に心配をかけたくないという想いも強かった。結局、“誰かのため” が一番エネルギーになるんです。銀行員という仕事に誇りもあったし、毎朝銀行に行くのが楽しくて仕方なかったですね。
僕も、お客様に「助かりました」と言われる瞬間が一番うれしいです。正直、成果よりもその言葉の方が心に残るというか。
私は、仲良くなる過程自体が楽しいです。営業に堅いイメージがありましたけど、島根銀行はそんなこともなくて。結局は人と人とのコミュニケーションがベースにあるので、話していくうちに関係性もできて、この地域に大切な人たちが増えていく感覚にやりがいも感じています。
2人とも、“自分以外の誰かのため”という軸を持っているのがいいですね。
ちなみに頭取になられることは最初から意識されていたんですか?
実は若手時代は、将来のこともあんまり考えていなかったんですよ。
何かきっかけがあって考えが変わったんですか?
当時の先輩に「お前が目指しているのは何だ?」と聞かれて、「支店長です」と答えたら、「頭取を目指さないでどうするんだ」と言われたことがあって。それはそうだなって、そこから意識が変わったんです。実は、昇進の本質も「誰かのためだな」と気づいて。
昇進ですか?
サラリーマンにとって昇進は、単に出世欲ではなく、「自分の発言力を高め、周りを幸せにするための手段」なんです。自分がやりたいことを貫くには、より上の立場になる必要がある。
“使命感のある出世”ですね。なんだか前向きでいいです。
若手には、そういう出世の仕方をしてほしいですし、最終的には島根銀行を一緒につくってほしいと思っています。
Theme
“良い銀行”とは何か?
頭取にとって、「良い銀行」とは、どんな銀行ですか?
一言でいえば、“地域に必要とされる銀行”。銀行は看板だけでは価値を生みません。色々な商品やサービスもありますが、結局のところ行員という「人」が商品なんです。
しまぎんが地域に必要とされる銀行になるためには、僕たち行員こそが地域に必要とされる人材にならなくてはいけないということですね。
その通り。だから採用でも、礼儀正しく、元気があって、先輩や後輩との距離感が自然に作れる。そんな「人柄」を重視しています。お客様もそういうところをよく見ていますから。
就活のとき、私が最終面接で頭取に「お経を読めます」という話をしたのは覚えていますか?
もちろん!珍しい子だなって(笑)。「この子は場の空気を和ませる力があるな」と感じました。
頭取も興味津々に聞いてくれて、すごく話が盛り上がったことが印象に残っています。
率直に言って、頭取はどんな学生さんに来てほしいですか?
「使命感」みたいなものは必要かもしれないですね。誰かのために、という話に近いところもあるけど、この地域のために何かをしたいという想いがあるといいですね。
そういう意味では、今の頭取の「使命」というのは何ですか?
私は常に5年後、10年後のことを考えていて。島根銀行を10年後も「良い銀行」として次の世代につなぐことが、自分の使命だと考えています。そのためには、若い力がどんどん伸びていくことが必要ですし、皆さんが「この銀行をもっと良くしたい」と思ってくれることが大事だなと。
色々な話を聞けて、非常にためになりました。頭取とこうやって話せる機会があるのは、すごく新鮮ですね。
こちらこそ、若手の声を聞けて嬉しかったです。ありがとうございます。