松江市出身。学生時代は銀行の仕事といえば窓口のイメージしかなかったが、地元の経営者や個人事業主の方とのやり取りが多い仕事に、大きなやりがいを感じている。実は父親も島根銀行出身。
例えば、新しい事業を始めたり、会社やお店を創業するときに、そのビジネスを軌道に乗せて拡大していくお手伝いをするのが「融資」の仕事です。融資=事業資金を貸す、というイメージがあるかもしれませんが、大事なのはその奥にどういう背景があるか、ということ。結局は融資も「人を見る仕事」だと感じています。もちろん売上計画や決算書などの数字も大事ですが、お客様に「どんな想いがあるのか」「将来的にどうしていきたいのか」という部分を、人を見て、知ることが何よりも大切だと考えています。
地元のアパレルショップや飲食店など、個人で事業を始める方も多いので、その夢のスタートのサポートができるのは地方銀行ならではのやりがいですね。
大切にしているのは、お客様を知る努力をすることです。初めてお会いする方の場合は、その業種についてリサーチしたり、小売店のような実際に自分がお客様として利用できる業種のときはお店に足を運んで、自分の目で見て、お客様の理解を深めています。
お客様と信頼関係が出来てくると、お店を利用したときに私がどう感じたか、アドバイスを求められることもあります。以前、フランチャイズのコンビニを展開するお客様から、どういった商品構成にしていけばいいか率直な意見も聞かれました。私たちの仕事は支援の仕方ひとつで、今後のビジネスの明暗を分けることがあるので、努力は怠らず、責任感を持って、自分を律しながら仕事と向き合っています。
日々仕事をしているなかで、これだけ多くの業種や世代の経営者の方と話ができる機会というのは、他の仕事ではなかなかないことだと感じています。経営者の方と話をすることで自分の考えも深めていけますし、ときにはお客様から「こういう風にすると、もっといいよ」と自分の知らなかった世界を教えていただいたり、お客様から得られるものが大きいですね。
これからの島根銀行はSBIグループと提携したことで、地方銀行の良さと、今までやりたくてもできなかったことができる「いいところ取り」の支援ができるようになっています。その強みを活かしながら、これからもお客様のお役に立てる存在になれるように、自分自身をもっと成長させていきたいと思っています。
8:30
まずは支店の掃除。
8:45
どういった動きをするか、
スケジュールのチェック。
9:00
事前のリサーチや案件の組み立て。
10:00
保証協会と融資案件の打ち合わせ。
11:00
事業計画に関してお客様とミーティング。
12:00
支店に戻って昼食。
13:00
新店オープンのお客様先へ視察。
15:00
担当している案件の整理とアポ取り。
16:00
部下の担当状況の確認やアドバイス。
17:30
明日のスケジュールを確認して、
おつかれさまでした。