人事の本音が見える!?クロストーク

これまでの旧銀行から、時代の先をいく新たな銀行へ。その変革の中心となる人事チームで、島根銀行を忖度なしに本音で語るクロストークを開催。これまで就職先に「銀行」という選択肢がなかった方にも、ぜひ見ていただきたい対談です。

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  • 高島 浩希
    HIROKI TAKASHIMA

    人事財務グループ 次長 2008年入行

    島根銀行に内定をもらったあとに留年が決定し、2年連続でエントリーしたという“型やぶり”な異色の行員。なにかしらの「想い」がある人や、面白い事をやってやろう!という人が好き。

  • 久保田 恭子
    YOSHIKO KUBOTA

    人事財務グループ 2014年入行

    人事チームの期待の女性エース。Uターンで地元に戻り、「安定」を求めて島根銀行に入行したが、想像以上に「個性」豊かなメンバーに囲まれ、のびのびと自分を出せている模様。

  • 佐野 克己
    KATUMI SANO

    人事財務グループ 部長 1995年入行

    190cmをこえる大きな身体とは裏腹に、おだやかな性格で行員に寄り添う人事チームのボス。学生時代の高島さんの面接も担当。佐野さんの人柄に惹かれて、島根銀行に入行を決めた人も多いとか。

採用メッセージに込められた想い

高島 浩希高島 浩希
高島

一番のメッセージは旧態依然とした銀行を脱却していこう、ということですね。これまでの金融機関は、どこか半公務員のような人材が求められていたんですけど、もうそんな時代じゃない。地方銀行は、地域そのものを魅力的にしていく使命を背負っているわけですから、ひとりひとりの銀行員が「魅力的な人間」でないと、地域を変えていく仕事はできないと思っていて。ひとりひとりがもっと個性を発揮できる組織でないといけないし、これまでにはいなかったような人材もどんどん採用していきたい、という想いがありますね。

佐野 克己佐野 克己
佐野

僕は高島くんより10年ほど世代が上だけれど、やっぱりこれまでは自分自身も失敗しないように、合格点の仕事だったり、万人に評価されるような仕事をしてきたところがあって。そういうやり方が染みついてしまっていたんだよね。

高島 浩希高島 浩希
高島

そうなんですよ。だから、このOPEN THE NEW DOORというメッセージは、我々行員に対しても投げかけていて。内側から変えていくという熱意でもあるし、人事としてのスタンスでもあるし、一方で学生さんに向けて「一緒に変えていこう」というメッセージでもあるんです。まちがいなく、しまぎんは変革の時期に来ていて、進化していくために常に新しいドアを探して、常に開け続けることが、大きなテーマではないか、と。

久保田 恭子久保田 恭子
久保田

実際に現場は、これからどんどん変わりそうな感じがしています。自分が銀行に入るときは、組織を円滑に回す一員のイメージがあって。自分から何かをする、というのはまったく考えていなかったですからね。でもそれが変わってきて、今は自分から動けば応えてくれる手ごたえがあって。ひとりひとりが考えて動こう、と気持ちが変わってきました。

佐野 克己佐野 克己
佐野

変えられるか、変えられないか、というより、まずは「変わろうとする意識」が大事だからね。

高島 浩希高島 浩希
高島

しまぎんは400人の会社なので、変えられるんですよ。自分が面白いぞと思ったことを、上司に発信するだけで、どんどん上層部にいって、銀行全体を変えることができる。しまぎんの役員もそうしようと思っていますし、それが正しいアイデアであれば、1/400のアイデアであっても採用される。そんなことって他行ではないんじゃないかな。

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しまぎんが進化していくために求めている人材。

佐野 克己佐野 克己
佐野

高島君の言うとおり、いい意味で400人。明確なビジョンがある人は、ある程度の地位とかポジションを自分で確立すれば、やりたいことがやれる。しまぎんでは何千人何万人という企業では味わいにくい醍醐味を感じることができるよ、とは説明会でもよく言っています。これくらいの規模でやっている方が力も発揮できるし、影響力のある仕事ができますから。

久保田 恭子久保田 恭子
久保田

私は銀行入って7年経ちますけど、自分では若い若いと思っていても、後輩と話をすると感覚が違うことがあって。「ああ、こう思うんだ。こういうところ見ているんだ」って。スマホとかSNSもそうですけど、そこに対応していくのは、若い人の自然と身についた力が必要かなと。そういう今までの銀行のイメージにはない、オープンな人も求めているっていうのは、しまぎんの魅力でもあると思いますね。

高島 浩希高島 浩希
高島

まさにその通りで、若い発想とか新しい発想を持っている人を求めているのが島根銀行の魅力。

佐野 克己佐野 克己
佐野

「銀行員とはこうあるべき」というのはないからね。

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高島 浩希高島 浩希
高島

今は「言える人材」が増えてほしいんです。本当に現場の意見がどんどん採用されていて。普通はありえないですけど、しまぎんは行員の声を聞いて11項目あった営業目標が5項目になったり、セクションによっては3項目の部署もあります。現場の声からどんどん変えてきて、みんなが前向きにポジティブに面白く仕事ができる職場になってきているから、逆に意見を言ってもらえると銀行が変わると思うんですよ。

久保田 恭子久保田 恭子
久保田

私も高島さんに感化されたひとりですね。大学で県外に出て、就職でこっちに帰ってくるとなったときは、就職先も少ないし、安定しているイメージで銀行を選んだんですけど、入行してみたら高島さんみたいな人がいてびっくりしました。

佐野 克己佐野 克己
佐野

ただ、難しいよね。言われたことをやる風土で育った人たちにとって、変わることってやっぱり難しいところもあると思う。だから若手や柔軟な発想をもった行員がどんどんアイデアを出せる環境にしていきたいね。

高島 浩希高島 浩希
高島

それをまず島根銀行が変えてしまえば、一線を画すような存在になれるんですよ。しまぎん全体にとっても大きな武器になるし。だから徐々に変わってきていますけど、もっと早く変えたいのが本音です。

佐野 克己佐野 克己
佐野

それで高島君がもっと上のポジションになったときに、下の若い世代から突き上げられるのが理想だね。「高島さん、その考え古いですよ」とかって。

高島 浩希高島 浩希
高島

そう、それを繰り返していかないと組織はよくならないですから。

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日本の未来を担う学生さんへエールとメッセージ

佐野 克己佐野 克己
佐野

銀行は世間的に固いイメージがあるかもしれないけれど、そのなかでも「しまぎんって面白いな」と思ってもらいたいし、それを担っているのは若手の世代。だから、きちんと真剣にしまぎんのことを調べたり、聞いたりして、見てほしい。もうそれだけですね。

久保田 恭子久保田 恭子
久保田

学生時代は、社会人になると「自分がなくなる」と思っていて。働くことで個性がなくなるんじゃないかって。でも案外、自分が出せるというか。むしろ自分の想いや考えを持っていないと、ずっと仕事はできないんですよね。どんな会社に勤めるのかも大事ですけど、やはり自分がどうしたいか、ちゃんと考えていた方がいいですし、社会に出ても自分を出せるよ、と伝えたいですね。

佐野 克己佐野 克己
佐野

むしろ個性を出していかないと。自分を押し殺しても、社会では続かない。むしろ出さないと成立しないよね。

高島 浩希高島 浩希
高島

僕は、仕事は人生の一部でしかないと思っていて。一番大事なのは人生をどう生きるか、どう生きたか、だと思うんですよ。それで、自分の中で一番の喜びは何かと言ったら、人生を終えたとしても、誰かの中に自分が残るということなんです。人生をよく生きる、誰かの胸に自分が残るように生きるということを考えると、この銀行という仕事は沢山の人と関われる。沢山の人の人生に深く、その人のライフプランごとに銀行は関わるので、多くの人の心に残る事ができるんですよね。今、僕めちゃくちゃいいこと言っていますね。

久保田 恭子久保田 恭子
久保田

会社説明会でも同じ事が言えたらいいですね(笑)。

高島 浩希高島 浩希
高島

人の心に残る仕事として、銀行の仕事はすばらしいと思いますし、なおかつ、そういう風に考えている行員がここにはいるわけなので。我々人事としても、業務やキャリアの支援だけじゃなくて、人生がどうやったら豊かになるかまで考えてサポートしていこうと思っているんです。だから、イメージとしては自分が生涯を閉じるときに、なにをしてきたか、というのを想像して就活するといいのかな、と。それを踏まえた上で、銀行を変える、地方から日本を変える、というチャレンジをしながら、多くの人の心に残る仕事をして、人生を豊かにして欲しい、というのが僕のメッセージです。

佐野 克己佐野 克己
佐野

いやぁ、高島君は政治家向きかもね。冗談ぬきで思うわ。銀行におらんくなったら困るけど、このパワーって政治に向いているんじゃない?

久保田 恭子久保田 恭子
久保田

本当ですね(笑)。

佐野 克己佐野 克己
佐野

でも、話が重くないか(笑)?人生の最後って言われても、軽い気持ちで説明会に来た学生さんは困惑すると思うぞ。

高島 浩希高島 浩希
高島

あ、じゃあ「待ってまーす」というメッセージに変えますね(笑)。