平成12年9月期の業績(主要指標)
銀行の信頼性・健全性の評価基準となる主要計数は以下のとおりです。
平成11年9月期 | 平成12年3月期 | 平成12年9月期 | |
---|---|---|---|
預金残高 | 288,575 | 276,713 | 288,022 |
貸出金残高 | 216,179 | 223,323 | 219,263 |
業務純益 | 727 | 1,538 | 580 |
経常利益 | 305 | 458 | 313 |
当期利益 | 166 | 220 | 181 |
前年同期比では、業務純益は減少しましたが、経費の削減等ローコスト体質の構築努力を行った結果、経常利益,当期利益ともに、増加しました。
前年同期比では、預金は基盤となる個人・一般法人のお客様の預金は順調に増加しましたが、公金預金等の減少により全体ではやや減少いたしました。貸出金は、個人向けでは減少しましたが、法人向け、地公体向けで増加した結果、全体でも増加いたしました。
銀行の健全性・安全性の重要な評価基準のひとつで、銀行の総資産に占める自己資本の割合であり、当行は、健全性の基準4%を余裕をもってクリアしております。
平成11年9月期の実績値:6.35%
平成12年3月期の実績値:7.70%
平成12年9月期の速報値:7.86%
当行は、新中期経営計画の計画期間最終年度の平成14年3月期に自己資本比率8.00%以上を目指します。
銀行法に基づくリスク管理債権額は下記のとおりです。
平成11年9月期 | 平成12年9月期 | |
---|---|---|
破綻先債権額 | 3,392 | 2,838 |
延滞債権額 | 3,777 | 3,471 |
3ヶ月以上延滞債権額 | 39 | 42 |
貸出条件緩和債権額 | 1,067 | 1,103 |
合計 | 8,276 | 7,455 |
銀行の不良債権の開示については、銀行法に基づくリスク管理債権と、金融再生法に基づく資産査定結果の開示の2つがあります。
両者の大きな違いは、前者が貸出金のみを対象として開示しているのに対し、後者は、貸出金及び貸出金に準ずる債権(支払承諾等)を対象にしていることです。
金融再生法に基づく資産査定開示額は下記のとおりです。
債権の区分 | 平成11年9月期 | 平成12年9月期 | |
---|---|---|---|
1 | 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 | 4,634 | 4,097 |
2 | 危険債権 | 4,773 | 5,474 |
3 | 要管理債権 | 2,868 | 3,023 |
小 計 | 12,276 | 12,595 | |
合計(資産査定対象資産)に対する小計(不良債権部分)の割合は | 5.32% | 5.61% | |
4 | 正常債権 | 218,433 | 211,587 |
合 計 | 230,709 | 224,182 |
※上記に対する引当の状況は以下のとおりです。
担保等(2,592百万円)を除く無担保・無保証部分に個別貸倒引当金(1,504百万円)を引当て100%カバーしております。
担保等(3,520百万円)を除く無担保・無保証部分に個別貸倒引当金(1,619百万円)を引当てております。
過去の貸倒実績率に基づき、81百万円の一般貸倒引当金を引当てております。
過去の貸倒実績率に基づき、210百万円の一般貸倒引当金を引当てております。
当行では、経営理念としております「地域社会との連帯を深め、豊かな発展に貢献する」を実践するべく、「児童活動支援制度」の実施や、企業ボランティアの実践に取組んでいます。
当行では、各営業店において、地域とのかかわりを重視した地域行事等への参加、社会福祉、環境清掃等の地域ボランティア活動に積極的に取組んでいます。
現在も募集中ですので、詳しくは最寄の当行本・支店もしくは、わんぱく応援団事務局(業務企画グループ TEL 0852-24-1240)までご連絡ください。
(平成12年度 前期贈呈式)
現在、しまぎんは常にお客様の側に立ち、多様化する金融ニーズに積極的、スピーディかつ適正に対応することを心掛け、次のことに取組んでいます。
当行のホームページはiモード対応をしておりますので、iモードで直接ホームページの文字情報をご覧いただけます。当行の現状や経営方針、業務内容等をより多くの方に深くご理解いただきたいと思います。
※ iモードアドレス http://www.shimagin.co.jp
平成12年10月2日から、投資信託窓口販売の取扱いを開始しております。 お客様の多様化する資産運用ニーズに合わせ、資産運用相談にお応えしていくことで、より親密な関係を築きあげるとともに、金融資産の総合的な管理のための重要なノウハウの蓄積を図ってまいります。 お気軽に窓口へご相談く下さいませ。
当行は、富士通株式会社の次世代勘定系システム「PROBANK」を採用し、平成15暦年中を目途に基幹系システムを同社へアウトソーシングすることに関して基本合意いたしました。
これにより24時間365日連続でのサービス提供、万全な災害バックアップ体制の構築など、利便性・信頼性をより高めた、お客様へのきめ細やかなサービスを提供するためのIT(情報技術)戦略の推進上、十分なインフラが整うこととなります。
平成12年11月
島根銀行 業務統括本部 業務企画グループ