平成12月3月期の業績(主要指標)
平成13年3月期の預金・貸出金・収益の主要計数は以下のとおりです。
平成12年3月期 | 平成13年3月期 | |
---|---|---|
預金残高 | 276,713 | 285,663 |
貸出金残高 | 223,323 | 217,402 |
業務純益 | 1,538 | 1,305 |
経常利益 | 458 | 401 |
当期利益 | 220 | 226 |
前年比では、預金は、基盤となる個人・法人のお客様の預金は順調に増加し、全体でも増加しました。貸出金は、資金需要の落込み、積極的に行った不良債権処理に伴う貸出金償却等により減少しました。
資金運用の効率化、経費の削減等ローコスト体質の構築努力をしました結果、当期利益は増益となりました。
今後も一層の効率化を推進し、収益体質のさらなる強化を図ってまいります。
自己資本比率とは、銀行の健全性・安全性の重要な評価基準のひとつで、銀行の総資産に占める自己資本の割合を示すものです。
現在、当行のように海外店舗を持たない銀行においては、その数値が4%以上(国内基準)であることが求められています。
平成13年3月末における当行の自己資本比率は、国内基準の4%はもちろんのこと、海外店舗を持つ銀行の基準(国際基準)の8%もクリアしております。
平成12年3月期の実績値:7.70%
12年9月期の実績値:7.86%
13年3月期の速報値:8.13%
銀行法に基づくリスク管理債権額は下記のとおりです。
平成12年3月期 | 平成13年3月期 | |
---|---|---|
破綻先債権額 | 2,546 | 1,681 |
延滞債権額 | 3,455 | 3,097 |
3ヶ月以上延滞債権額 | 20 | 6 |
貸出条件緩和債権額 | 1,162 | 2,135 |
合計 | 7,184 | 6,921 |
貸出金に対する割合 | 3.22% | 3.18% |
銀行の不良債権の開示については、銀行法に基づくリスク管理債権と、金融再生法に基づく資産査定結果の開示の2つがあります。
両者の大きな違いは、前者が貸出金のみを対象として開示しているのに対し、後者は、貸出金及び貸出金に準ずる債権(支払承諾等)を対象にしていることです。
金融再生法に基づく資産査定開示額は下記のとおりです。
債権の区分 | 平成12年3月期 | 平成13年3月期 | |
---|---|---|---|
1 | 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 | 3,743 | 2,943 |
2 | 危険債権 | 5,487 | 5,626 |
3 | 要管理債権 | 2,833 | 3,360 |
小 計 | 12,064 | 11,930 | |
合計(資産査定対象資産)に対する小計(不良債権部分)の割合は | 5.08% | 5.22% | |
4 | 正常債権 | 225,061 | 216,556 |
合 計 | 237,126 | 228,487 |
※上記に対する引当の状況は以下のとおりです。
担保等(2,628百万円)を除く無担保・無保証部分に個別貸倒引当金(314百万円)を引当て100%カバーしております。
担保等(3,587百万円)を除く無担保・無保証部分に個別貸倒引当金(1,673百万円)を引当てております。
過去の貸倒実績率に基づき、89百万円の一般貸倒引当金を引当てております。
過去の貸倒実績率に基づき、189百万円の一般貸倒引当金を引当てております。
当行では、経営理念としております「地域社会との連携を深め、豊かな発展に貢献する」を実践するべく、「児童活動支援制度」の充実や、企業ボランティアの実践に取組んでいます。
当行では、各営業店において、地域とのかかわりを重視した地域行事等への参加、社会福祉、環境清掃等の地域ボランティア活動に積極的に取組んでいます。
現在も募集中ですので、詳しくは最寄りの当行本・支店もしくは、わんぱく応援団事務局(業務企画グループ TEL 0852-24-1240)までご連絡ください。
(平成12年度 後期贈呈式)
当行は、お客様に広範囲なサービスを提供していくため、これまでもITを多用し金融サービスの充実を図ってきておりますが、今後は、さらに多様化・高度化するお客様のご要望に、より的確・迅速にお応えすることが重要と考えております。
このような流れの中で、当行では、富士通株式会社の次世代勘定系システム「PROBANK」の導入を決定し、平成15暦年中を目処に基幹系システムのアウトソーシング化に向け、現在、準備を進めております。
これにより24時間365日連続でのサービス提供、万全な災害バックアップ体制の構築など、利便性・信頼性をより高めた、お客様へのきめ細やかなサービスを提供するためのIT戦略の推進上、十分なインフラが整うこととなります。
本年4月から、路線バスの車体をしまぎんの広告で覆った「ラッピングバス」が松江―米子間を走行しております。
当行は、中国地方の金融機関で初めてこのラッピングバスを動く広告塔として採用いたしました。今後も楽しい企画を打ち出してまいりますのでご期待ください。
JR松江駅(黒田町バスターミナル発) ~ JR米子駅(米子市役所、公会堂前経由)
1日3往復
平成13年4月~15年3月
平成13年5月
島根銀行 業務統括本部 業務企画グループ